去年の4月から教室で津軽三味線を教え始めて、ちょうど1年が経ちました。
それまでの12年間は、生徒として津軽三味線を楽しんできました。
講師として仕事をすると、ただ楽しむだけでなく責任を感じる部分もありますが、色々と勉強になりました。
まず、今まで習ってきた曲をどう教えるかを考えながら復習しました。仕事として教える分、生徒をやっていた時よりも必然的に練習時間や練習頻度は増えました。また、自分のペースで弾く練習だけでなく、教える時を想定して、ゆっくり繰り返し弾く機会も増えたので、少し自分の練習の幅も広がりました。
そして、今度は生徒さんが津軽三味線や稽古を楽しんでもらえるよう、どんな声掛けをすると良いか、というのも考える機会になりました。
自分が弾けるようになるのはもちろん嬉しいことですが、生徒が上達して今まで弾けなかった部分が弾けるようになったり、コツを掴んでくれたりした際に、自分も内心嬉しくなることに気づきました。
今後も研鑽を積み、生徒たちが自分の生活スタイルに沿って津軽三味線を楽しみながら上達できるよう、講師として尽力していきたいです。