今回の記事は、楽器を好きで始めたものの、忙しくて練習時間を取りづらい人に向けて書いています。
私もこれまで、忙しくて津軽三味線の練習時間をなかなか優先して取らない時期もありました。幸い現在は練習する暇を確保しています。楽器はなるべく毎日触った方が、上達しやすいらしいですが、仕事や学業など他にもやることを抱えながら弾いている方も多いと思います。私はなるべく毎日三味線を触るために、少し手帳に細工をしています。
練習した日は練習時間を記録し、練習しなかった日は手帳にアスタリスクを記入する。
そして月末に練習時間と、サボった日数をカウントする。
最初は、練習した時に脳に報酬が送られることが大事(スマホゲームのログインボーナスに近い)なので、時間を測るのが面倒な場合には、練習した日に手帳やカレンダーに丸をつけるだけでも、月末に謎の達成感を味わえます。
これらは、シンプルに練習時間や日数を可視化する作業です。一旦練習をする習慣が体に身につけば、歯磨きのように、その行動をとらないとなんかスッキリしないなー、という状態になります。どうしても、津軽三味線は音が大きくて自宅での練習が難しいかもしれません。カラオケボックスや練習室まで行くとなると、自宅練習よりも手間とお金がかかりますよね。そこで、自宅でできる練習メニューも用意しておきます。例えば、バチを空で打ったり、鏡でフォームを確認したり、忍び駒で音量を抑えたり、爪弾きしたり。普通に弾くよりも練習したという満足感は薄いかもしれません。野球などのスポーツで、自宅だとノックや試合形式の練習はできない代わりに、壁当てや素振りを練習メニューにするのと似た感じです。あとは、単純に、練習に行き着くまでの手間を極力少なくする(毎回3つに折りたたんで収納していると、毎回組み立てないといけなくて大変なので、伸ばした状態で保管する、など)。
どうしても忙しくて練習時間を取れなかった時期に、私は稽古前の移動時間に、録音の音源を聞き返していました。実際に楽器を出して練習するのに比べると、音源を聞き返す作業はどこでも手軽にできるのでおすすめです。